「記事が読まれない原因はタイトルかもしれません」
フードコートの「安すぎる看板」に学ぶ、情報発信の正しいフックの作り方
「頑張って記事を書いているのに、なかなか読まれない。」
その原因は、文章の中身ではないかもしれません。
むしろ問題は、読者が最初に目にする「看板」にあります。
先日、ショッピングモールのフードコートで、
そのことを痛感する出来事がありました。
「ラーメン 500円」と大きく書かれた看板が目に留まりました。
「今どきワンコインで食べられるなんて!」と、
ぼくは吸い寄せられるように店の前に並びました。
進んでカウンターに近づいてよく見ると、
その金額の下に、小さな文字でこう書いてありました。
「※Sサイズ(小盛り)の価格です」
結局、お腹を満たすために「並盛り」を選び、
トッピングを追加したら、支払いは850円。
「なんだ、結局普通か」と、
少しだけ負けたような気持ちになりました。
でも、マーケティングの視点で見ると、
このお店の作戦は「100点満点」です。なぜなら、ぼくはまんまとお店の前に「連れてこられた」からです。
これ、実はぼくたちの情報発信でもまったく同じことが言えます。
読まれない記事は、店の奥にある名店と同じです
もしそのお店が、看板に大きく
「ラーメン(並)トッピング付き:850円」
とだけ書いていたら、
ぼくは素通りしていたかもしれません。
「500円」というフックがあったからこそ、
ぼくは足を止め、メニューを眺め、
最終的に850円を支払いました。
情報発信でも、
まったく同じ罠に陥りがちです。
「とにかく中身を良くしよう」と、
一生懸命に美味しいラーメン(有益な記事)を
作ることに集中する。
それは素晴らしいことです。
でも、そもそもお店の前に誰も立ってくれなければ、
そのラーメンは存在しないのと同じになってしまいます。
読者があなたの記事を読む前に、
必ず通る関門があります。
それが「タイトル」という看板です。
タイトルは「全部見せる場所」ではありません
情報発信におけるタイトルは、
フードコートの「500円の看板」と同じです。
まずは読者に「おっ」と思ってもらい、
クリックして(お店の前に来て)もらうためのものです。
「この記事にはこんなに素晴らしいことが書いてあります」と、
並盛りのトッピング全部のせの情報を
タイトルに詰め込む必要はありません。
たとえば、次のような違いです。
悪い例
「タイトルの付け方」
良い例
「記事が読まれない原因はタイトルかもしれません」
前者はただの「説明」ですが、後者は「自分に関係があるかもしれない」と思わせるフック(Sサイズ500円の看板)になっています。
このように、読者が「それならちょっと覗いてみようかな」と思える「小さな入り口」をタイトルで提示するのです。
フックは必要です。でも、約束は破らない
ここで一つ、大切なルールがあります。
フードコートの看板は
少し悔しいですが「騙し(詐欺)」ではありません。
なぜなら、本当に500円を払えば、
小盛りのラーメンが食べられるからです。
嘘はついていません。
もしこれが
「500円と書いてあるのに、実際には850円のラーメンしか売っていない」
のだとしたら、それはただの詐欺で、
二度とお客さんは来なくなります。
情報発信でも、ここが一番の境界線です。
タイトルで「おっ」と思わせてクリックさせたなら、
記事の中身は、
そのタイトルが約束した期待に
誠実に応えていなければいけません。
「1日3分でできる」と書いたなら、
本当に3分で実践できるシンプルなコツを書く。
「失敗談」と書いたなら、
綺麗事ではないリアルな泥臭い話を伝える。
タイトル(看板)で期待を作る。
本文でその期待に応える。
そして、できれば少しだけ期待を上回る。
この3つが揃って初めて、
読者はリピーターになってくれます。
クリックされる人は、入口の作り方が違います
もし、あなたが
「一生懸命書いているのに、なかなか読まれない」
と悩んでいるなら、
中身をさらに磨く前に、
看板(タイトル)の書き方を
見直してみるタイミングかもしれません。
「どうすれば、まずお店の前に立ち止まってもらえるか?」
そう考えてタイトルを作ってみるだけで、
読者の反応は少しずつ変わり始めます。
今日の記事を読んで、
ご自身の記事タイトルをひとつ見直してみてください。
もし「このタイトル、もっと良くできそう」
「これは失敗したな」というものがあれば、
このメールに返信してください。
ぼくならどう直すか、
今後の記事でも具体例を交えながら紹介していきます。
読者の方から届いたタイトルがどう生まれ変わるか、
楽しみにお待ちしています。




