50代の「今さら」は、80歳から見れば「あんなに若かったのに」
先日、父の誕生日で感じたこと
先日、父の誕生日がありました。
父は80代。ぼくは50代です。
当たり前のことですが、そのとき、ふと思いました。
80代の父から見れば、50代のぼくなんて、まだ若造なんだろうな。
ぼく自身は50代になって、「もう若くない」と感じることがあります。
新しいことを始めようとして、
「今さらなあ」
と、つぶやいたことも何度もあります。
プログラミングを学ぼうとしたとき。
発信を始めようとしたとき。
頭の中では、いつも同じ声がしました。
「今さら始めて、どうするの?」
その声に従って、何度も引き返してきました。
でも、80代の父を見ながら思ったのです。
もしかしたら、今のぼくは自分が思っているより、ずっと若いのかもしれない。
80歳の父から見れば、ぼくはまだ若造
20歳の頃のぼくは、
40歳を「もうおじさんだ」と思っていました。
でも、実際に40歳を過ぎてみると、
そんなことはありませんでした。
そして50代になった今、
今度は自分に対して「もう遅い」と言い始めています。
不思議なものです。
年齢の感じ方は、
いつも「今の自分」が基準になっています。
でも、30年先を生きている父から見れば、
今のぼくはまだ50代です。
仕事だってできる。
新しいことだって学べる。
行きたい場所にも行ける。
失敗しても、やり直す時間がある。
ぼくが「もう遅い」と思っているこの時間を、
80代の父は「あの頃は若かった」
と振り返る年代として生きています。
そう考えたとき、
もう一つの想像が浮かびました。
未来の自分から、今日を見てみる
80歳になった自分が、
アルバムをめくるように今日のぼくを眺めている。
その80歳のぼくは、
きっとこう言うはずです。
「あんなに若かったのに、なんで『今さら』なんて言ってたんだろう」
今のぼくから見れば、
50代は人生後半です。
でも、80歳のぼくから見れば、
今は30年も前のことになります。
30年前の自分を思い出して、
「あの頃は若かったな」
と思うように、
未来のぼくも今の自分を見るのでしょう。
過去の自分から見れば、
たしかに歳を取りました。
でも、未来の自分から見れば、
今日がいちばん若い。
そして、
ぼくたちがこれから生きていくのは、
過去ではなく未来のほうです。
「今さら」の裏にある本当の気持ち
もう一つ、白状します。
ぼくの「今さら」の裏には、
別の気持ちが隠れていました。
始めてみて、うまくいかなかったら恥ずかしい。
「今さら」という言葉は、
挑戦しない理由として、とても便利です。
年齢のせいにしておけば、
自分の勇気のなさと向き合わなくて済むからです。
「もう50代だから」
「若い人にはかなわないから」
「今から始めても遅いから」
そう言えば、やらなくても済みます。
でも、
本当に年齢がぼくを止めていたのでしょうか。
もしかすると、
年齢を盾にして、
自分で自分を止めていただけなのかもしれません。
そう気づいたとき、少し悔しくなりました。
残り時間ではなく、持ち時間
それから、
ぼくは考え方を少し変えるようになりました。
「あと何年できるか」ではなく、
「今日から何年使えるか」
と考える。
50歳から始めて、70歳まで続ければ20年です。
20年やった人のことを、
世間では普通「ベテラン」と呼びます。
発信でもいい。
AIでもいい。
プログラミングでもいい。
新しい仕事でもいい。
今から始めても、
20年選手になれる可能性がある。
そう考えると、
「今さら」という言葉が少しおかしく思えてきます。
今さらではなく、
今から。
人生の残り時間を数えるのではなく、
これから使える時間を見る。
どんな分野でも、
長く続けられる時間が、
まだ手元にあります。
80歳のあなたは、今日のあなたをどう見るだろう
あなたが「今さら」と言って、
棚に上げたものは何ですか。
やってみたかったこと。
学んでみたかったこと。
行ってみたかった場所。
始めてみたかった仕事。
今の自分から見ると、遅く感じるかもしれません。
でも、80歳のあなたから見たらどうでしょう。
きっと今日のあなたを見て、
こう思うのではないでしょうか。
「あんなに若かったのに」
先日、80代の父の誕生日を迎えて、
ぼくはそんなことを考えました。
父から見れば、50代のぼくはまだ若造です。
そして、未来のぼくから見ても、今のぼくはきっと若い。
だったら、「今さら」と言っている時間のほうが、
もったいないのかもしれません。
80歳の自分の視線を、ちょっとだけ借りてみる。
すると、「今さら」が、
「今からでもいいか」
に変わるかもしれません。
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