「やりたいこと」は40年前の自分が知っていました
「これから何をやりたいのか分からない。」
50代、60代になると、
この問いが急に重くなることがあります。
仕事は頑張ってきた。
家族のためにも生きてきた。
やるべきことは、ちゃんとやってきた。
でも、
これから先の人生を考えたとき、
「自分は何をしたいのか」と聞かれると、
言葉が出てこない。
ぼくもそうでした。
ところが、
その答えは新しく探すものではありませんでした。
子どもの頃の自分は、
答えを知っていました。
実家の押し入れを片付けていたときでした。
埃をかぶった古いノートが出てきました。
何気なく開いてみると、
そこに40年前の自分がいました。
やりたいことは、消えたのではありませんでした
ノートには、下手な漫画と、
自分で作った物語が書いてありました。
誰に頼まれたわけでもないのに、
飽きずに書き続けていた形跡。
それを見て、思い出したのです。
ぼくは書くことと、
何かを作って人に見せることが、
たまらなく好きな子どもでした。
やりたいことは消えたのではありません。
仕事。
常識。
世間体。
「そんなことをしても食べていけない」という声。
その上から何十年も塗り重ねてきた結果、
見えなくなっていただけでした。
つまり、
ぼくの「やりたいこと」は消えて白紙になったのではなく、
やるべきことの下に、
埋まっていたのです。
40年前の自分が答えを持っていました
考えてみれば、
子どもの頃の「好き」は、
自分が自分につけた嘘のない足跡です。
収入のためではない
評価のためではない
世間体も、損得も、まだ知らない
つまり、
純粋に「それをしていると時間を忘れた」という、
混じり気なしの記録なのです。
大人になってからの
「やりたいこと探し」が難しいのは、
この損得の混じり気を取り除けないから。
だったら、
混じり気のなかった時代の記録を掘り返すほうが早い。
ぼくが今こうして発信をしているのも、
あのノートの続きなのだと思っています。
書いて、作って、人に見せる。
40年前の自分が、
ちゃんと答えを持っていました。
思い出すだけで十分です
押し入れにノートが残っていなくても、
記憶から発掘できます。
ぼくが効いたと感じた質問はこの3つです。
小学生の頃、放課後に、頼まれもしないのにやっていたことは何か
親に「いつまでやってるの」と叱られたことは何か
文房具屋・本屋・野原——どこにいるときが一番わくわくしたか
出てきた答えを、
そのまま再開する必要はありません。
「作るのが好きだった」なら、
今ならAIで何かを作れる。
「集めるのが好きだった」なら、
集めた知識を発信できる。
核だけ取り出して、
今の道具で再演すればいいのです。
今日、10分だけでいいので、
子どもの頃を思い出してみてください。
あなたは子どもの頃、
夢中になっていたことを覚えていますか。
もし思い出したら、
このメールに返信で教えてください。
ぼくも全部読んでいます。
読者のみなさんの
「忘れていた好き」を知ることが、
次の記事を書くヒントにもなります。
次回は、
「好きなことは思い出した。でも仕事にはならない」
という壁について書きます。
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私も子どもの頃は、小説を書いたり、絵を描いたりするのが大好きでした。
童話作家や絵本の翻訳家に憧れていた時期もあります😊
「好き」は消えたのではなく、形を変えて残っているのかもしれませんね
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